2022年2月8日火曜日

配当金生活には元手がいくら必要なの?

 

■ 配当金生活は誰ものあこがれ!

仕事が好きという方もいるかもしれませんが、多くの方はお金のために会社で働いています。
しかし、長時間拘束、厳しいノルマなど、普通に働くのも大変な時代です。

そんな時だから、株式の配当金で生活するのは、誰ものあこがれです。
今回は、元本を取り崩さず、配当金生活をするには元手がいくらあれば可能なのか、考えてみました。

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■ 元手の必要額は「生活費」と「配当利回り」で決まる!

配当金生活に必要な元手は、主に「生活費」と「配当利回り」の2つの要素で決まります。

★生活費について
配当金生活で必要になる生活費は、家族構成や生活水準によって異なります。
単身者であれば少額で十分ですし、子育て世帯でしたら子供の教育費なども含めたお金が必要となります。
また、狭い住宅でも満足、シンプルな食事でも十分であれば、生活費を抑えることができます。


★配当利回りについて
毎月分配型ファンドなどは分配利回りが10%以上というものもあります。
しかし、こういった商品は元本を取り崩して分配するものも多く、長い目で見ると再現性はありません。

そこで、高配当株への投資が基本となりますが、配当利回り3%超の銘柄はあるものです。
元手を運用する配当利回りは3%を見込んでよいと思います。

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■ 家族構成ごとの必要な元手額とは?

配当利回り3%で運用することを前提にして、家族構成ごとに必要な元手がいくらなのか、まとめてみました。
ただし、これは、あくまでも試算になります。
実際は、住む場所、物価、節約生活ができるかなどによっても、異なってくると思います。

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★単身者の場合は最低元手額5千万円だ!
元手5千万円なら、配当利回り3%で計算すると年収150万円です。
分離課税20%の場合は、税引後120万円(月10万円)となり、生活するにはギリギリですが、生きていける水準だと思います。

もっとも、多くの方は、もっと余裕のある生活をしたいかもしれません。
元手5千万円は、そういった意味で最低ラインだと思います。

[家計例:月10万円]
・家賃3万円、食費2万円、光熱水費1万円、通信費1万円、その他3万円



★子育て世帯の場合は元手2億円はほしい!
元手2億円なら配当利回り3%で計算すると、年収600万円(税引後500万円)になります。
子育て世帯は、なにかとお金がかかるものです。

もちろん、子供がいることで、児童手当のように増える収入もあります。
親は子供を育てる責任があるので、実際は年収600万円なくても生活可能ですが、余裕のある元手額を準備したいです。

[家計例:月30万円]
・家賃10万円、食費6万円、光熱水費2万円、通信費2万円、
・教育費5万円、その他5万円



★子供独立後なら1億円で十分だ!
子供が独立すると、当然、必要なお金は減るものです。
夫婦2人で生活するためには、年収300万円あれば十分だと思います。
配当利回り3%から逆算すると、元手1億円になりますが、これは40代~50代の夫婦にとっては、実現可能性のある数字だと思います。

[家計例:月20万円]
・家賃7万円、食費4万円、光熱水費1万円、通信費2万円、その他6万円




■ 配当金生活に相応しい高配当株の選び方は?

配当金生活では運用期間が長期にわたりますが、最大のリスクは、運用する銘柄が減配になることです。
いくら今が高配当株でも、将来的に減配になれば意味がありません。
そこで、配当金生活に相応しい銘柄を4つのポイントから考えてみました。

★連続増配株である!
未来を予想するためには、過去を参考にするのも大切です。
そのため過去の配当実績から、毎年連続で増配を続けている連続増配株は、減配リスクが低いと言えます。
なかでも、リーマンショックなどの不況時にも連続増配を続けている銘柄は、実力のある銘柄として高評価です。

★業績安定株である!
配当金の原資は、企業が稼いだ利益です。
そのため、配当金が安定するには、その背景となる利益も安定している必要があります。
生活必需品などのディフェンシブ株で、かつ、高いブランド力など強い参入障壁を持つ銘柄に投資したいものです。

★配当性向が高すぎない!
配当性向は、企業の稼いだ利益のうち、いくら配当したのか示す割合のことです。
この配当性向が高いと、配当余力が小さいことになります。
将来減益などがあって時に、配当金が減配されるリスクがあるので、配当性向は50%以下の銘柄がよいと思います。

★配当方針に安定配当が明記されている!
企業によっては、配当方針を公表している銘柄もあります。
その年度に稼いだ利益額に左右されない、安定した配当金を明記している銘柄を選びたいですね~。



■ 配当金生活に向けて投資したい銘柄は?

配当金生活に向けて投資したい具体的な銘柄は、次のようなものです。
最近は、連続増配・業績安定・高配当などの条件を満たす銘柄として、アメリカ株が注目されています。
日本株への投資にあわせて、アメリカ株もチェックしたいです。

★日本株
・花王【32年連続増配】
・KDDI【20年連続増配・配当利回り3%以上】
・沖縄セルラー電話【20年連続増配・配当利回り3%以上】
・SPK【24年連続増配】
・みずほリース【17年連続増配・配当利回り3%以上】

★アメリカ株
・ペプシコ【49年連続増配】
・J&J【59年連続増配】
・P&G【65年連続増配】
・ゼネラルミルズ【100年以上減配なし・配当利回り3%以上】
・コカ・コーラ【60年連続増配・配当利回り3%以上】



■ 配当金生活への道のりとは?

憧れの配当金投資ですが、実際に元手を貯めないと意味がないものです。
そこで、配当金生活を実現するまでの道のりを妄想してみました。
なお、運用利回りは、株式投資の平均リターンと言われる、年間7%を前提に計算しています。

★単身者・元手5千万円の場合
毎年100万円ずつ積み立てて、年間7%で運用したら、約22年間で元手5千万円を達成できます。
また、毎年200万円ずつでしたら約15年間が必要です。
大学卒業後に就職した場合で30歳後半で達成できる計算となります。

★子育て世帯・元手2億円の場合
毎年100万円ずつ積み立てて、年間7%で運用しても、元手2億円は、約40年間もかかるので現実的でないです。
もし、毎年500万円ずつでしたら約20年間となります。

★子ども独立後・元手1億円の場合
毎年100万円ずつ積み立てて、年間7%で運用したら、約30年間で元手1億円を達成できます。
もし、毎年300万円ずつなら約18年間で達成できます。
ちょうど子どもが独立のタイミングで、配当金生活に入れる計算です。



■ 配当金生活の実現可能性は高いの?

これまでみてきたように、家族環境などによって必要な元手額が変わるため、配当金生活の実現可能性は、人によって異なります。
たとえば、子育て世帯の30~40代夫婦で2億円の元手を用意するのは、非常にハードルが高いです。

一方で、子供の独立後は、必要な生活費が下がるので、配当金生活の実現可能性はグッと高まると思います。
40代~50代夫婦で、約1億円の元手を貯めるのは現実的です。
我が家の場合は、子どもが独立した50才を目標に、早期リタイアを目指したいと考えています。

また、単身者の場合も、本人のやる気次第で、若くして配当金生活を実現できる可能性があります。
ネットビジネスなどの複数の収入源を持てば、元手5千万円よりも少額で可能になり、ハードルはさらに下がると思います。

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■ お金以外の配当金生活の心配は?

仕事をやめて配当金生活に入ると、人との接点が減るものです。
没頭する趣味などがないと、孤立化して、逆に寂しくなる可能性もあります。

配当金生活では、まずは生き甲斐を持つことが大切です。
趣味でもよいし、ストレスのない範囲でやりたいことを起業するのもよいと思います。

僕の場合は、趣味であるサッカー、お寺巡り、釣り、絵画などに没頭したいです。
趣味という範囲を超えて、探求して、その道を極めたいと思います。
また、株式投資も楽しみ、投資ブログも続けていきたいです。

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1 件のコメント:

  1. 元手5千万円なら配当利回り3%ならプラスして一日3~4時間のバイトで十分リッチに暮らしていけます

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